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中国“仕事”生活をたのしむために
留学のために広州の白雲機場に降り立ったのが1996年8月末。それから10年と1ヵ月中国、
それも広東省ですごしました。最初の1年半は学生として、後は現地採用の会社員として日本
の企業に勤めました。
今、北米にいて本当に中華系の人が多いですね。その気になれば中国語か広東語で一日
送れそうです。中国にいると(広東省)本当に”何でもあり”って感じがします。特にこの十年は
改革・開放の波にのって政治歴史関係以外のことならなんでもオープンになってきてるし、オー
プンに話していい雰囲気があります。女の人の強さはやはり上海が有名なんでしょうが、北米
よりもっと強いように感じます。
"日本と中国は文化が近い”といわれますが、私が感じるのは、近いどころか、"まったく違う”
です。日本も2・30年前はまだ子供も多く経済的にもよくオープンな雰囲気だったと思うの
ですが、今の日本は息が詰まりそうですね。海外に住む日本人の数が多くなったのもわかる
気がします。
中国に来る人の大きな勘違いの一つが日本と中国は文化が近い”という誤解でしょう。
でも実際は中国はどちらかというと大陸気質の個人主義ですので、言わなくてもわかるだろう
とか、言葉足らずでも意味を汲んでくれるだろう、などは通じません。言葉を駆使して自分の
正当性を主張する、欧米に近い文化といえるでしょう。幼稚園児でもしっかり自分の意見を言い
ますし、概して自己主張は強いです。中国はすべての人々が同じお金を払えば同じサービスを
受けられる社会ではなく、自己主張が強く、相手を納得させた方が勝ち、得をする、という社会
だからです。
駐在や会社関係で行かれる方がも多いでしょうが、私の長い現地採用経験から言っておき
たいのは、会社の規則をキチンと作っておくことでしょう。当たり前のことですが、作った規則は
必ず守らせ、自分も守る。守らなかったら必ず罰する。罰したら公表する。意外なことですが、
これが必ず大事です。絶対に感情に流されないことです。もちろん自己防衛のためにいろいろ
なことを言ってくると思いますが、機械的になることです。このことが他の部下の信頼につながり
ます。自分で承認した規則や罰則を一時の感情で曲げてしまうと、彼らがよく言う"不公平”と
いうレッテルを貼られ…ないがしろの規則になってしまいます。規則を守らなかった一人のため
に規則を守った大多数の部下の信頼を裏切ってしまったら意味がありません。感情的な物が
うまく流れないともちろん仕事へのモチベーションはどっと落ちますよね。
駐在の方は長くても5年くらいで戻られると思うのですが、任せられる中国人を本気で育てる
ことを目標にされている会社ならばこのことは非常に大切です。人が変わるごとに規則の
解釈が違っていたらだれも会社や上司との信頼関係が築けません。信頼関係のない、心に
しこりを残したままの部下があなたの背後で何を言って、何を考えながら仕事しているか
考えたら恐いですね。日本のように生活のためと割り切った部下は逆にどんな裏工作で
あなたを利用しようとしているか…もっとこわいですね。
「まさか!!そんなこと!?」と思っていますか?日本と中国の文化も考え方もはまったく違うという
ことをまず肝に銘じてください。
それからたいていなんでも日本より安い中国、趣味の世界を広げるのも楽しいですね。
私は古箏、フランス語(英語で)を習いました。また広東京劇(粤劇)にも夢中になり…DVDも
持ってます。
世界中どこにいても、足を踏みはずさないように、道徳心をもって行動することが大切だと
思います。一つ間違うと国際問題になりかねませんから?!
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