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飲茶のマナー
飲茶のマナーやエチケットなどは特にありません。大人数でわいわい楽しむ飲茶にマナーが
そうたくさんあっても、疲れますよね。
一般的な飲茶のマナーとしては、お茶を注いでもらったら、人差し指一本か人差し指と中指
二本で机を軽くトントントンとたたきましょう。この習慣の由来はご存知の方も多いと思います
が…。
ある日清の乾隆皇帝が江南(長江より南)松江の「酔白池」に数人の大臣を伴ってお忍びで
いらっしゃった。そこで一軒のお茶屋を見つけられて足を休まれることになりました。お茶屋の
者が茶碗をいくつか持ってきて、数歩後ろに下がると、大きな銅の急須をかかげてお茶を入れ
始めたのだが、それがまるで白い筋が天から降ってきたようで、お茶碗からはまったく水滴が
飛び散ることもなくまたお茶碗が偏ることもなく、見事な様子だった。乾隆皇帝は感嘆して自ら
その銅の急須を取って、そのお茶の注ぎ方をまねて大臣のお茶碗に注ぎ始めた。大臣はびっ
くりして肝をつぶし、すぐにでも跪き頭を地面につけて感謝の気持ちを表すために、大声で
「万歳」を言いたい気持ちだったが、また同時に皇帝の身分が世間にばれるのを恐れた。
だからと言って何もしないと死罪になるのではないかと困った大臣達は思案した結果、急いで
手の指を曲げて机をたたき何度も言った。「篤…。」(私はあなたに忠実です。)
その後、乾隆皇帝は大臣に聞きました。「さっきどうして何度も机をたたいたのだ?」大臣は
一斉に答えました。「皇帝が大臣なんぞにお茶をお注ぎになるなど、とても信じられないこと
です。先ほどは跪くことができなかったので、手の指でテーブルを叩いて感謝の意を示すこと
にしたのです。」と。 |
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お茶の歴史に
多く貢献した
清の乾隆皇帝 |
「手」は「首」と同じ発音、ということは“頭(首)”を地面(テーブル)につけるということは
“手”によって代用できる。三本の指(親指・人差し指・中指)を曲げるということは三回跪くと
いう意味。指で9回テーブルを叩くということは9回頭を地面につけるということを意味します。
(中国語で「三跪九叩」)
今では一番有名な飲茶マナーになりました。現在ではシングルの人は人差し指だけで、
結婚している人は人差し指と中指の二本で、などと言います。もちろん口に出してありがとうと
言ってもいいですよ。
それにしても清の乾隆皇帝は相当にお茶好きで有名な方で、乾隆皇帝のお茶に関する
逸話はいくつもあります。中国歴史上一番長く政治を司り(在位60年)、一番長生きした
(享年89歳)皇帝です。乾隆皇帝が85歳の時、位を譲るわけですが、年老いた大臣の一人が
「国は一日たりとも皇帝なしでは成り立ちません!」と譲位を慰留したのですが、当の皇帝は
「朕は一日たりともお茶なしでは生きられん。」と答えたそうな。在位の時もよく外遊に出かけて
各地のお茶を楽しんだらしいです。
急須のお茶がなくなったら?
急須のふたを斜めに傾けて置いて、服務員が気付くのを待つか、服務員に直接言いましょう。
お茶を注ぐ順番は?
日本と同じ、年齢か身分の上の人から、或いは女性から順番に注いでいきましょう。あんまり
いっぱいいっぱいに注ぐ必要はないですよ。
急須はどこに置くの?
できれば注ぎやすいように自分の近くに置いておくといいでしょう。
急須の注ぎ口をあまり人に向けて置かないほうが良いという人もいますが、そんなに気にし
なくていいと思います。

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